すでに愛されているから大丈夫!! アラフィフ牧師の独り言

人間関係のことや、ものの考え方、マインドセットについて

考えは、ずっと変化成長する

人間は神ではなく、認識や思考に限界ある存在なので、

ものの見方、考え方には、一人一人違いがあって当然であるし、

だれ一人として、真理なり正しさ、というものを、独り占めはできないわけです。

絶対に正しいとか、絶対に間違っているという評価を下すことは、

神の立場に立つことになるわけです。

言えるのは、「今のわたしの考え」とは違うということまででしょう。

その「今のわたしの考え」もまた、絶対ではなく、変化成長していく相対的なもの。

そういう意味で、「今のわたしが正しいと考えていること」を、ちゃんと語りあい、聞き合って、変化成長していくことは、大切なこと。

「今のわたしの考え」は、自分の存在価値とは無関係なのだから、

未熟であったり、間違えていてもかまわない。

「自分の考えは、絶対正しい」なんて、こだわったり、守らなくていいんです。

「自分の考え」なんていっても、結局は、生きている時代、置かれた文化、学んだ知識、出会い、出来事、環境、さまざまな「自分の外」からの影響を受けて、出来上がっているものであって、

ちっとも「自分のオリジナル」なものじゃないのだから。

また新しい知識や、出会いや、出来事の中で、どんどん変化成長していくべきものなのだから、変に、こだわらないことです。

どうぜ、人間の考えることに、「絶対」などないんです。「絶対」は神だけ。

だから、左でも右でも、相手の主張や批判をちゃんと聞き

間違っていたかなと気付いたり、それっていいなぁと思ったことは、どんどん取り入れて、「自分の考え」を、さらに変化成長させていったらいいんです。

それができなくなって、成長が止まってしまうことこそ、精神の老化。

それは、ネット右翼のように、年齢とは無関係に起こりうる、

心のありようのことなのだから。